そもそも結婚披露宴とは結婚したことを周囲の人に披露する宴です。だからこの場合、新郎新婦、もしくはその両親が客をもてなし、結婚したことを報告する場なのです。つまり、来てくださった方々に楽しんでもらう、という趣向から始まったのがいわゆる披露宴の余興だといえるでしょう。披露宴といえば、昔は仲人をたてて行っていましたが、最近では人前式といって、仲人をたてない披露宴が主になってきています。ですから、たいていの披露宴の場合新郎新婦の友人に幹事を頼み、新郎新婦入場から退場に至るまでの一連の流れを把握し、披露宴会場をおさえている時間を考え、食事の時間や余興の時間を組み立てていきます。余興に使われる時間はたいてい来賓のあいさつや乾杯の音頭のあとの食事の時間にこれがあてられます。参列者それぞれがテーブルを回ってあいさつをしたり、新郎新婦にお祝いを言いにいくなどの行為が一通り終わったところで始まることが多いでしょう。

昔の披露宴の余興といえば、お酒を使って一気で飲んでひたすら騒いで終わり、という激しいやり方が多かったのですが、昨今ではお酒を飲まない人が増えてきたことや、一気飲みすることで急性アルコール中毒などが発生することを避けるため、お酒がメインになる披露宴の余興は減ってきています。むしろ、素面の方でも楽しめる内容のものが主流となってきています。珍しいものでは、芸能人を呼んで披露宴の余興をすべてお願いするパターンなどもあります。その場合、歌手や役者さんではなく芸人の方を呼ぶのが人気になっています。テレビで売れていなくても、地方での結婚披露宴の余興だけで生計を立てている芸人さんもたくさんいるからです。このように、結婚披露宴の余興は様々な手法があり、お金をかけないで自分たちの手作り感を全面に出す余興や、お金をかけてバルーンや昔であればゴンドラやドライアイスをたいて行う余興など、様々なやり方があります。披露宴の中でも余興はメインとなりますので、新郎新婦も、幹事を頼む友人は慎重に選んでいることでしょう。それは、お料理よりも、余興しだいでいい披露宴だったかどうかの印象が変わってくるからなのです。