リワーク(復職支援プログラム)の中には、認知行動療法という心理療法も含まれていますが、どのようなものなのか確認してみましょう。

■認知行動療法とは
ネガティブなものの見方をしていると気分が落ち込んだり、不安な気持ちを引き起こしたりしてしまうものです。しかし、それが原因でストレスの増大・精神状態が悪化して、結果的にうつ病などの症状が再発してしまうこともあるのです。認知行動療法を学ぶと、考え方のくせや物事の受け取り方など、自分の認知パターンを把握することで感情と行動をコントロールできる認知機能を育成して、不安感などの心理的問題の改善が望めます。
認知行動療法は、うつ病の治療には最も多く選ばれている心理療法です。また、医学的にも証明されていて、抗うつ剤と同じくらいの効果があると言われているくらいなので、どんな病院(施設)でも必ずプログラム内容に入っているようです。

認知行動療法は、欧米ではうつ病・パニック障害・不眠症・摂食障害などの精神疾患に効果があるとされて広く使われていますが、最近では子供の心理的問題に対しても効果的であると考えられていて、諸外国では子供や若者に認知行動療法を用いて効果をあげています。
否定的なくせ・考え方はストレスを増大させ、気分・身体・行動にマイナスの影響を与えてしまいます。しかし、認知行動療法によって、前向きなものに変えていくと、ストレスの軽減や心身の不調を防ぐことができ、自分らしく楽しい日々を過ごすことができるようになります。

認知行動療法は個人面接で使われることの多い治療法ですが、職場復帰を目指している人たちと意見の交換をしながらグループで進めていくこともあります。悩みや不安感を語り合って共有することで孤独感を和らげ、職場復帰に向けた具体的な対策を立てられるようにします。

「物事を悲観的に考えてしまう」「悪い結果を想像してしまって行動できない」「うつ病で薬を飲んでいるが良くならない」に当てはまる場合などは、認知行動療法を受けてみるのもいいかもしれません。
認知行動療法は様々な病院(施設)などで実施されています。どこで治療を受けようと悩まれる方もいると思いますが、東京足立病院のように精神医療を行っている病院(施設)もありますので、症状が再発したり、最後までリワーク(復職支援プログラム)を行えなくなったりしないように慎重に病院(施設)選びをしてください。