「ぼのぼの」ってご存知でしょうか。
らっこのぼのぼのと森の仲間が繰り広げる
日常のちょっとしたことが4コマ漫画につづられています。
作者はいがらしみきおさんです。

動物のかわいい絵柄がとても人気で、
主人公のぼのぼのと、仲良しのシマリス君とアライグマ君が毎日生活する中で、
不思議なこと、大事なこと、その時々の気持ちを話しています。
子供には動物の絵柄で人気なのですが、大人になってから読むとまた
「哲学的な面」があって面白いそうです。
私も、長年すごく疑問だったことが、
「ぼのぼの」の中に書かれていました。

小学生のころから、「みんなと一緒にいるのにさみしい」
「みんなと一緒にクラブをやっているけれどさみしい」ということが多々ありました。
大人になってからは、親と食事をしているけれど、
なんとなく寂しい気分になるときがあります。

ずっと不思議で、一度だけ親に
「クラスの友達と一緒にいても寂しい」といったことがあります。
学校でいじめにあっているのではないかと思われて、大問題になってしまいました。
それからは、自分だけがそう思っていることであって、
おかしなことだから口には出せませんでした。

なんとなく実家に帰ったときに、
小さいころによく読んだ「ぼのぼの」を読みました。
漫画の中に「理由はないけど、すごくさびしくなるときがある」
というアライグマ君の台詞がありました。
アライグマ君いわく、
「いくら一緒にいても、自分は一人であると認識したときだからだ」だそうです。

その台詞を呼んで、特に詳しく説明はありませんでしたが、
「ああ、そうだな」と思いました。
生まれるときも、死ぬときも、悲しいときも、
それぞれ一人一人の感情であって、楽しい空間を共有していても、
「一人がそれぞれにそう思っている」「そういう体験をしている」と
悟っているから寂しくなると、確かにそのとおりです。

まさか、悩み始めた当時に読んだ漫画からこんな発見があるとは驚きです。
ぼのぼの、大人になってから改めてはまりそうな予感がします。